第11回水耕栽培 しいたけ その3 8日目~14日目:2回目と3回目の収穫です

菌類で中国や日本で栽培されて人気のあるシイタケですが、スーパーで購入すると結構値が張ります。3回収穫できれば元が取れるのですが、果たしてどれくらい収穫できるのでしょうか。

前回のおさらい

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前回はしいたけを育て始めてから、1週間で収穫することができました。しいたけのヒダが筋状に見えてきたら収穫のサインです。立派なしいたけが8個収穫できました。

しいたけ栽培:8日目

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1度成長に火がつくと、あちこちからボコボコとしいたけが出てきます、傘が綺麗です。大きく育つまで待つというのは良くないので、早めに収穫します。ヒダが綺麗に見えてくると、もうこれ以上は大きくならず、育てすぎはピークを過ぎさせてしまいます。
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今回の収穫も8個収穫できました、トータルで16個です。少し小ぶりなのが目立ちますが、今が1番美味しいときですので、根っこからキッチンバサミを使って収穫しました。しいたけの本体に根っこを残しておくと、本体に腐ったりして悪影響を与えるので綺麗に根元から収穫します。

しいたけ栽培:14日目

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あともう1回取れるかなと思い、成長するまで待ちましたがこれが限界のようです。3回目の収穫はシオシオのしおれたものが6個取れました、霧吹きで水をかけてもこれ以上育つ気配が無く元気が無いです。しかし、しいたけはしいたけですので美味しくいただきました。

冬のこの季節ですから、お鍋に入れてグツグツと煮込んで美味しくすべていただきました。取りたてということで、普通にスーパーで売っている物に比べて美味しくて新鮮です。

中国産や海外産などが多く出回っていますが、どのように栽培されているかも不明ですので自分で育てるのは安心で安全です。生産者の顔が見える、つまり私が育てているからです。

国産の広葉樹を粉砕した「おが粉」と穀物を主原料にしている栄養と水、シイタケ菌が合わさってこの原木は出来ています。やはり国産ですので安心感が違います。しかも使ってしまった後は、畑や鉢物への土壌に混ぜて土壌改良材として再利用も出来ます。更に放射能検査もクリアしているので、更に安心できるのがいいですね。

しいたけ栽培:ワンクール終了

これで計3回22個収穫することができました、最後の6個は残念なサイズですが元はギリギリ取れなかったかな、という収穫量です。しかしこのしいたけ原木、収穫を終えたら実は再度育てることが可能なのです。

再度しいたけを育てるには、休眠期間というものが必要になります。乾かないように霧吹きなどをかけながら、2~3週間経過させてから水に浸します。浸すというのは、バケツなどへ水をたっぷり入れて原木がすっぽり入るように浸水させます。そしてまた栽培用の袋に入れて、しいたけ栽培がスタートするわけです。

しいたけは寒すぎてもダメで、暑すぎてもダメなデリケートなキノコです。毎日の霧吹きでの水やりが必要で、乾燥しすぎると青カビが生えてしまいます。室温は10度から20度でないといけません、その為秋冬のこの時期が1番適しているのです。

うまく栽培すれば2~3クールは収穫ができるので元が取れる計算にはなりますが、2回目からが生えてこないという現象が多いとのこと。実際に栽培してみて、どのくらい生えてくるのか次回も見てみたいと思います。

家庭菜園のきのこ栽培シリーズは、えりんぎ・なめこ・ひらたけ・えのきだけ・ぶなしめじ・きくらげなどがあるそうで、機会があれば他のキノコ類も育ててみたいものですね。

第11回水耕栽培 しいたけ その4 15日目~30日目:休養と2周目目スタート
2週目に向けて、一度原木の本体を冬眠をさせます。そして1度リセットをすると、また再度しいたけを育てる体制に移行することができるのが特徴です。



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