第12回水耕栽培 九条ネギ その2 7日目~30日目:ネギは根気のいる栽培だなと感じる

うどんにも豆腐にもお味噌汁にも、何の食事にでも合うのがネギです。その中でも有名な「九条ネギ」を水耕栽培で育てています。ネギは食べようと収穫しても、根っこのついた状態を維持させておきます。そうすると、再度成長し何回かに分かれて収穫できるのが強みです。しかし成長には中々の時間がかかるようで、今回は1週間から1ヶ月経過までを見ていきましょう。

九条ネギ水耕栽培:7日目

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種子を植えつけてから1週間が経過しました。通常のレタスやほうれん草でしたら、約1ヶ月前後で収穫できる大きさまで成長してきます。今回のネギはその倍はかかるであろう2ヶ月くらいかな、と予想はしていました。レタスやほうれん草などの葉物野菜は、発芽するまで3日ほどかかるのですが、今回の九条ネギは1週間近くかかってしまいました。

九条ネギ水耕栽培:10日目

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やっと10日目になって、種子から緑色のネギと思われるものがニョキっと顔を出しました。この時点で長さにして約1セントほどです。発芽率で見てみるとほぼ全ての種子から発芽しているので、90パーセント以上かなといった具合です。
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ケース下の根っこを見てみると、まだ根っこらしきものは生えてきてはいません。液体肥料の溶液もたっぷりあることから、まだ成長の加速段階にきていないことが分かります。

九条ネギ水耕栽培:18日目

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ここにきてやっと成長に勢いが増してきました。長いもので10センチ近くまで縦に伸びてきています。ここで1つ気になるのが、成長している先端に種の殻が残っているため、重みで綺麗に縦に伸びていないことです。ぐにっと折れ曲がった状態になっています。自然にどこまでなるか観測したいので、このままで動向を見守ります。
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この段階で根っこがほんの少し見えてきました。この辺りから成長の速度が加速していくものと思われます。液体肥料の色も少し緑色がかかってきて、藻がでてきたことを意味しています。

九条ネギ水耕栽培:23日目

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九条ネギの水耕栽培も、早いもので3週間を経過しました。長さは長いもので15センチは伸びてきたでしょうか。太陽の代わりのLEDを存分に浴びているため、上部に設置されているLEDに向かって全力で成長しようという思いを感じます。
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根っこも長いもので5センチから10セントまで伸びてきてはいますが、全体的にまだまだといったところです。成長期に入るのはもうすぐでしょうか。

九条ネギ水耕栽培:30日目

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ついに1ヶ月経過しました。通常の葉物野菜ならこの段階で収穫まで行くはずですが、ネギはまだまだこれからといったところです。見ていただければ分かりますが、スポンジがすごい色に変色しています。

これは藻が広がっている証拠で、スポンジの中が植物が育つ為に最適な環境が整っているという事です。川や海でもこういった藻が広がっている地帯ってありますよね、そこは栄養が豊富な場所という事なのです。魚にとっては良くありませんが、植物にとっては栄養の宝庫なのです。

ただこのスポンジに触ると、手に緑色が付着して「うわっ」と驚きます。収穫まで触れずに放置しておきます。
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根っこを見ると順調に伸びてきたことが分かります。根っこの勢いに差があるので、液体肥料と水の量を常に満タンになるように調整しておきます。

なぜ満タンでないといけないかというと、一部の根っこからの吸い上げで水のカサが減っているのに対して、他の伸びが遅い根っこが水を吸おうと思っても、水のカサが低いため水まで根っこが届かない可能性が出てくるからです。成長に差があるので、全ての根っこに行き渡らせれるように水の容量を一定に保っていないといけないのです。1ヶ月でこの成長、まだまだ道のりは長そうです。

第12回水耕栽培 九条ネギ その3 30日目~58日目:2ヶ月経過でついに収穫へ
2記事目の続きの3記事目です。3記事目は、1ヶ月経過から、更に1ヶ月経過した2ヶ月目までの成長記録です。そしてついに2ヶ月目で収穫しました、はたしてどれだけ収穫できたのでしょうか。



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