安心安全な野菜ってどうやって育ててるの?美味しいの?
公開日:2015年9月29日
人間が健康的な食生活をする上で欠かせないものは「野菜」です。もちろんたんぱく質が豊富なお肉も重要ですが、健康は野菜からというようにバランスの良い食事は重要です。病気や新陳代謝アップにもよく、ダイエットや美容にも大事な要素だからです。最近の気になる野菜ニュースを調べてみました。
露地栽培って何だろう?
中国電力 系の電気工事会社、中電工 とワールドファームは28日、中国地方で大規模露地栽培手法による野菜等を生産する合弁会社を設立すると発表した。
未来の農業の担い手がいなくなったり、今まで耕していた畑が跡継ぎがいなくなり放棄されたり、耕作放棄地が広くなっていくのを阻止する役割も果たしてくれるそうです。
では「露地栽培」って何なのでしょうか。
読み方は「ろじさいばい」と読みます。簡単に言うと、ビニールハウスや屋根などを使って野菜や果物などを栽培しない手法です。ビニールハウスを使って栽培すると、夏野菜が冬に栽培できたりします。逆もありで、旬では無い時期に収穫できるというものです。昔のように夏だから○○はできないとか、冬だから○○は売ってないなどが無くなってきました。年中食べれる野菜や果物があるのは、ビニールハウスで暖房つけてこしらえたりしているからです。
しかしいくらビニールハウス栽培で季節はずれの作物が作れたとしても、本当に美味しくて栄養満点なのは太陽の下、自然にその季節に合った作物を育てるものです。露地栽培は人工的ではなく、自然の畑を使った栽培を進めるという感じです。
農業も若い人が減ってきて、日本の将来はどうなるか怪しくなっています。TPPもどうなるか分かりませんが、健康的で安全な野菜を提供できる日本の環境は世界に誇れるでしょう。野菜は国産が安心安全で、潰えないように何か解決策を考えて欲しいものです。
企業版の水耕栽培施設が元気
私も水耕栽培を手がけているので、どれくらい衛生的で安心な栽培手法かは分かります。しかしビジネスにするとなると様々な課題が浮き彫りになります。
出典:宇部の植物工場「ウベモクファーム」が1周年 2年目は「稼働率100%目標に」 /山口
商店街内の空き店舗を活用した水耕栽培の植物工場として、「ウベモク」(西平原)が昨春から稼働を始めた同工場。昨年9月からは、一般販売する店舗スペースを設けて営業を行ってきた。
山口県宇部市の商店街にある会社で植物工場が稼動しているそうです。
以前下記で書いたように、水耕栽培ビジネスは難しいです。アイデアはよく、日本人の健康志向にマッチし需要もあるのですが経営としてみると課題は多いのです。
健康的な野菜を作ったまではいいですが、どうやってそれを販売していくのか。スーパーやコンビニと提携するのか、インターネットで販売するのか。美味しくて安全だけど売れないでは話になりません。そこさえクリアできれば、今後水耕栽培ビジネスも盛り上がってくるのではないでしょうか。
同工場は、24時間体制で室温20度・湿度60%に保たれたクリーンルームで約10種類のベビーリーフをLEDライトで照らし無農薬で栽培。ルッコラやレッドアマランサス、ロロロッサなど8種類の野菜をミックスサラダ「ハーモニーリーフ」(250円)の商品名で販売している。
私もミックスサラダは栽培しているので分かりますが、色とりどりの様々な野菜が入っているとワクワクします。見ているだけでも綺麗で、バランスの取れた栄養食品としてパワーを発揮してくれるからです。
周知と販路拡大を徹底して力を入れているとの事で、「試食PRや地元大学とのコラボ」「市内外の飲食店への卸売り」「店舗販売で近隣住民への販売」など、リピーターも付いてきているようで盛り上がっているとの事。特に女性へは美容に良い野菜が多く、健康的なのも受けが良いのでしょう。
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