健康維持には野菜ジュースだけに頼る生活はダメだ・・・

日本人の寿命は年々伸び、健康への関心が日々高まっています。もちろんバランスの取れた栄養を摂取することが1番大事ですが、適度な運動やストレスを溜めない生活など多岐に渡っての組み合わせが重要です。しかし食生活が乱れたり、ストレスを溜めることも人間だから仕方ありません。とすると、どうやって健康を維持するか、それは食べたり飲んだりして野菜を摂取するというものです。
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日本人の寿命は延びている

厚生労働省の情報によると、去年時点での日本人の平均寿命は下記のようになっている。男性が80.5歳で女性が86.83歳だが、これは昔より医療が発達し、病気の治療や早期発見が行われたからというのもあります。

平成26年簡易生命表によると、男の平均寿命は80.50年、女の平均寿命は86.83年となり前年と比較して男は 0.29年、女は 0.22年上回っている。

出典:主な年齢の平均余命 厚生労働省

悪性新生物(ガン)・心疾患・脳血管・肺炎などが要因としてあげられる。健康診断を受けたり予防をしたり、日頃の食生活を改善することが重要である事は言うまでも無い。

健康の為には野菜が必要

一般的に健康を維持するためには1日あたり「350g以上の野菜」が必要だといわれています。もちろんビタミンだけ!とかレタスだけ350gといった極端に偏った栄養バランスは良くありません。

しかし栄養素といっても様々な種類が存在します。

炭水化物・たんぱく質・ビタミン・ミネラル・糖分・塩分・カルシウム・リン・ナトリウム・マグネシウム・亜鉛・鉄分・・・細かく分量を量って摂取するのは困難ですので目安が必要になってきます。

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出典:野菜、食べてる?一日に必要な野菜350gを上手に摂りましょう! タニタ

ヘルスケアで有名なタニタに上記のような記述があります。350gのうち、緑黄色野菜が120g、淡色の野菜が230gを目安にしてみるのも良いのではないでしょうか。

緑黄色野菜とは、小松菜・にら・春菊・ほうれん草・チンゲンサイ・ピーマン・かぼちゃ・とまと・オクラ・ブロッコリー・にんじんなど。

淡色野菜とは、きゅうり・なす・レタス・もやし・かいわれ・ネギ・セロリ・かぶ・ごぼう・とうもろこし・大根・たまねぎ・たけのこ・白菜など。

主食と副菜のバランスが大事で、よく言われているのが1日30品目以上食べるのが好ましいとされています。30品目あればこの中の野菜がバランスよく含まれていることが多いでしょう。

野菜ジュースはどうか?

ではコンビニやスーパーでよくみかける「野菜ジュース」はどうなのでしょうか。1日分の野菜が取れたり、○○gの野菜の量が取れるなど様々なうたい文句がかかれています。

販売量としては種類も存在し、どこにいっても売られていることから売れているのでしょう。それだけ需要があるという事です。野菜ジュースが好まれる原因は、野菜をサラリーマンや学生の場合、弁当を持参するわけではない場合、どうしても野菜不足に陥ってしまいがちです。

わざわざ野菜を朝に切って、会社や学校に持っていくことは無いですよね。コンビニ弁当や学食でも野菜の量は限られています。そこで飲み物としても重宝し、野菜も取れて一石二鳥の為、売れているのです。

確かに野菜ジュースは野菜を凝縮して作られているので、栄養素は詰まっています。ですが野菜ジュースだけに頼るのは考え物です。

出典:野菜ジュースだけで野菜不足は解消できるのか?

「野菜を摂る上で重視したい栄養素には、ビタミンCと食物繊維があります。市販の野菜ジュースは加熱されていたり、濃縮されていたりするため、生野菜に含まれるビタミンCの多くは失われています。
また、野菜の水分を濃縮して作られている場合が多く、食物繊維がほぼ除かれているものが多くみられます。そのため、本来野菜から摂りたい食物繊維量は非常に少ないといえます。

間違ってはいけないのは、生野菜と加工された野菜凝縮では栄養素は異なるという事です。野菜でも洗ったり、お湯でゆでるとビタミンが流れ出てしまうとはよく言われます。本当に栄養素をきっちり取りたい場合は、手間でも生野菜にこだわるのが良いでしょう。

しかし忙しくて手間もかかるとなると、中々そうはいきません。その場合はある程度の野菜を補うという意味で、野菜ジュースは効果的です。ですがあくまでもサブとしての栄養補給で、メインでの野菜は他でも取るように心がけましょう。

また野菜ジュースには糖分も多く含まれているので、あまり多量に摂取するのは考え物です。体にいいんだと多量に摂取しすぎると、他の病気になるのは全ての食べ物や飲み物にいえることです。たんぱく質が大事だと言って、毎日大量にお肉を食べるのと同じで、バランスが大事です。

野菜ジュース以外にも方法はある

他の手段として青汁やスムージーがあります。大麦若葉・ケール・ゴーヤなど野菜の栄養が詰まったものもあります。ただし添加物が入っている場合もあるので、内容物は確認したほうが良いでしょう。

野菜ジュースを自分で作るスムージーも有効です、市販のものと異なり余計な添加物が入っていません。しかしその分その日の内に飲まなければいけなく、保存に適していなくて手間がかかるのが現状です。

野菜は噛むことが大事

飲んで野菜を摂取することももちろん重要ですが、噛むことも大事です。噛む事によって脳が刺激され満腹中枢も働きます。出来るだけ野菜は生で食べるようにし、難しい場合や時間が無い場合に野菜ジュースや青汁、グリーンスムージーなどの方法を補助として考えるのが良いのではないでしょうか。



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