野菜好きとしては「日本で1番食べられている野菜」に注目している
公開日:2015年9月4日
普段の食生活で大事なことは、野菜をいかにして多く取るかという事です。確かに肉も大事でたんぱく質やエネルギーにもなりますが、やはり野菜が健康の決め手になります。1日当たりの摂取量は350グラムと目安が出されていますが、中々難しいですよね。厚生労働省が野菜の摂取量統計を出したのは初だそうで、確認してみましょう。
日本人が食べる量の多い野菜は「大根(ダイコン)」
厚生労働省が出したデータによると、大根が日本で1番食べられている野菜だということです。私自身は「にんじん」「キャベツ」辺りだと予想してましたけど、聞いてみて納得しました。
厚労省が全国の1歳以上の男女3万2000人あまりを対象に2012年に行った調査をもとに分析したところ、ジュースや加工品を除き、日本人が最も食べている野菜はだいこんでした。
大根以下の順位を見てみると、下記のようになります。
2位:玉葱(たまねぎ)
3位:キャベツ
4位:白菜(はくさい)
5位:人参(にんじん)
6位:ほうれん草
7位:トマト
8位:胡瓜(キュウリ)
9位:南瓜(カボチャ)
10位:レタス
一般的に統計は2,000人以上あれば、精度の高い統計といえるそうなので32,000人というものはかなり信用できる数字でしょう。
普段の必要な摂取量は1日で350グラムと言われていますが、日本人は282グラムしか摂取できていないので、野菜不足に陥っています。20%ほど増やす必要があり、健康を維持するために意識をして摂取する必要があります。しかし昨今の野菜は高騰で高く、最近では農薬等も問題視され、無農薬栽培にも注目が集まっています。
私自身も自宅で野菜を育てていますが、このランキングで言うと6位のほうれん草と、10位のレタスを育てました。もちろん無農薬の水耕栽培で美味しく育ちました。
日本の大根について
日本で存在する大根は、ほとんどが青首大根や白首大根が主力です。家庭菜園に適している葉だいこんや、かいわれ大根も人気です。
中にはハマダイコンと言われる「野生」の大根も日本のどこかには存在するそうです。野生の大根が現れた、まるでポケモンのようです。
世界では古代エジプトの頃から、ピラミッド建設の労働者への食料として使われたことが最古だそうで、日本では弥生時代の作物が1番古いとされています。
大根は栄養も豊富で、ビタミンやマグネシム、カリウム、鉄分なども含まれて居ます。特にビタミンCが豊富でお肌にも良いとされています。
おでんや味噌汁の具に使われたり、お刺身の添え物としても人気が有り消費量が多いのにも納得です。
大根は冬の作物
基本的には秋から冬にかけて収穫されるものが多く、秋冬だいこんなんて呼ばれたりもしています。世界でもトップクラスの生産量を誇る日本の大根ですが、特に千葉県・北海道・青森県・宮崎県・鹿児島県・神奈川県などで栽培され収穫されています。スーパーで売っている大根の生産地を見てみてください、ほとんどこれらの県名が書かれているのではないでしょうか。
しかし日本での農業従事者も減っていき年々大根の生産量は減少しています。少子高齢化社会で担い手も減り、世界に誇る日本の大根事業もどうなるかと言われています。
私も自宅で水耕栽培大根を作りたいのですが、どうしても狭いケースでは無理があります。庭に植えたりプランターで育てるにしても水でなく、土耕栽培だとアブラ虫や生育環境の維持が難しそうです。
白い大根部分が小さく、葉っぱをメインで食べるという「葉大根」というものがあります。それでしたら水耕栽培で、狭い場所でも育てられそうです。ですが大根も葉大根も「種子」自体は海外産がほとんどです。
皆さんも今の食卓にもう1品野菜の追加、是非試してみてはいかがでしょうか。
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